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清水均のフードビジネス短信

第9回 攻めの計数管理-その4-

計数は行動の指針を示す

企業が存続するためには、現在の企業の状態をしっかりと把握する必要があります。さらに3年から5年先の企業としてのあるべき姿を設定し、それに向け経営を計画管理していくのです。これを「中期経営計画」といいます。中期経営計画では3年後のあるべき売上高や荒利益率、労働分配率など数値目標が設定されます。継続企業になるための指針がそれらの数値目標により示されるわけです。
船が航海するためには羅針盤(磁石)が必要です。もし無ければ、現在地もチェックできず、目的地に向けた正しい進路も取れないからです。天候不順の荒海の中で方向が分からなくなれば漂流し、やがて乗組員は衰弱して死を待つばかりになります。あるべき方向に進路を取っていれば、途中の島に寄るなどして短期間で船を修理し、自力で立ち直ることもできるでしょう。また、救援や支援が得られる確率も高くなります。これは企業経営でも同じです。羅針盤が指針であり、荒海は経営環境の変化、乗組員を従業員、船の修理や救援、支援は経営体質の改善や銀行からの借り入れ条件の見直しなどによる財務体質の改善と置き換えるとよく分かります。
中期経営計画は、各店に振り分けられたそれぞれの年の年度予算を達成することが重要な課題となります。その結果、指針となるそれらの数値目標が順に達成でき継続企業となることができるからです。
-次号へ続く-

フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均

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