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清水均のフードビジネス短信

第12回 お米に込めた社長の思い

店舗でのお米の販売

自店で使用しているお米を、店頭で販売する店があります。その目的の多くは、美味しい自信のあるお米を、適正価格で購入して自宅でも味わっていただきたい、また、そのひと味違う旨さを実感として確認して欲しいといったものです。さらに売上と利益の足しにしたいといった思惑もあることでしょう。

しかし、これからする話は少し違います。大阪南部を主体とした展開から中央の繁華街へと店舗網を伸ばしている、『N』という本当に美味しくてリーズナブルな関西ならではの焼肉チェーンがあります。その証拠にNHK紅白にも連続出場している歌手、大塚愛さんの初期の代表曲「黒毛和牛上塩タン焼680円」は、そのお店の商品を歌ったものです。『N』では美味しく炊きあがり、高級和食店でも通用するお米が、5キロで1,900円以下の値付け、利益は80円以下で提供されています。

お米を販売する本当の目的

『N』の社長は「お米を買っていただいたお客様の車まで、必ず運ぶのを手伝うようにして欲しい」と、各店長を通し学生アルバイトに伝達しています。その理由がお米を格安で販売している目的なのです。それではお客様の車まで従業員がお米を運ぶシーンを想像しながら、考えてみて下さい。
答えは、お客様から自然な形で「ありがとう」と心から言ってもらえる嬉しさを、経営者として若いアルバイトに知って欲しいのです。ホスピタリティとは『お客様の喜びを自分の喜びとする』ことです。これからの競争は「サービスの質」で差がつきます。サービスの質を決めるのは、そこで働く「人の質」です。

あちこちで年々低下するアルバイトのレベルやサービスが問題となっています。『N』では経営者の思いを込めたホスピタリティの体験学習を通し、アルバイトのレベルとサービスの質が、少しずつですが着実にレベルアップし始めています。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
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