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清水均のフードビジネス短信

第13回 トップマネジメントとして強い店長を育てる-その1-

強い店長とは

トップマネジメントとは経営の中枢を担う、社長や役員クラスのことです。規模の大小に関わりなく経営の機能として必要であり、一店ではオーナー(経営者)がこのトップマネジメントとなります。
4月に向け、この時期は人事異動もあり、トップマネジメントとして店長を育成する際のポイントを4回連載でお伝えします。

フードサービス業において幹部を育成する場合、まず一人の「強い店長」を育てることから始めなければなりません。その後、経営企画室スタッフや商品開発、店舗開発など専門分野の担当者として、企業の経営戦略の中枢を担うスタッフに成長させていくことになります。
店長が重要なのは、顧客との接点である店舗がプロフィット(利益)センターと呼ばれるフードサービス業としての利益の源泉となり、店長はそれを掌握し統括する立場にあるからです。

自社の経営哲学や理念、つまりQSC(商品のQuality(品質) Service(サービス) Cleanliness(清潔さ))のスタンダード(基準)や優先順位、調理・サービスに関するシステム、パート・アルバイト(P/A)の教育トレーニングプログラム、顧客管理の考え方など、全て日々の店舗オペレーションを通して具現化されています。
従って、将来ラインの長として営業本部長やエリアマネージャーとなる候補者は勿論のこと、本部スタッフとして特定分野の専門家になる候補者も原則として店長を経験させる必要があります。
育成目標としては20歳台で他店(社)でも通用するだけの店長としての実力を養わせることです。

また、フードサービス業がヒューマンインダストリー(人間の産業)である以上、人間関係など人に関する様々な問題や悩みを店長として体験学習し、フードサービス業=教育トレーニングビジネスであることの重要性を肌で理解させる必要があります。特にこれらは体力があり、物の見方や考え方に柔軟性があり感性や感受性も豊かな若い世代の時に経験させることが重要です。

その結果、肉体的体力だけでなく精神的体力も養われ、ホスピタリティの本質である「相手の立場になり、人の痛みが分ること」ができるようになるのです。それは幹部として必要不可欠な、真の優しさをベースとする本物のリーダーシップを身につけることでもあります。
どんなに才能豊かで可能性を秘めた中堅幹部でも、20代は20代でさせるべきことがあることを、トップは忘れてはなりません。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
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