ページの本文へ

Hitachi

BistroMate飲食業向けASPサービス

清水均のフードビジネス短信

第6回 フォーカスと捨てること

生活防衛意識の高まる中、北京オリンピックとお盆の最盛期が重なり、例年に無い8月となりました。柔道の谷亮子選手が準決勝で敗退した途端に店が混雑したり、お盆期間のテイクアウトやお届け料理の売上が伸びました。これらは、大型テレビの好調な販売実績に象徴されるように、遠出も控え、家庭で過ごす傾向が強まった結果です。外食から内食と中食への移行が顕著となっています。

5年後に今年を振り返った時に、『あの年から生活の仕方が変わった』と言われると思います。それは、価値観が大きく変化し、ライフスタイルが変わりつつあるからです。諸物価が上がる中で、小手先の価格調整では後手後手に回ることが予想されます。来店頻度が減少しても選ばれる店になるには、自社の各業態に合わせた専門性のある商品開発と、目指す客単価に見合った納得できるサービスレベルの維持と向上が不可欠です。そのためには、自社の主要業態のコンセプトを再確認・再構築し、メニュー戦略とサービス戦略を主体に、商品とサービスの『売り物』を明確にすることが急務です。

そのポイントは、専門性を強調することであり、商品もサービスも

「フォーカス(焦点を絞り込むこと)と余分な物を捨てること」

にあると確信します。その結果、客単価アップと粗利益の確保が可能になります。あれもこれもではなく、自店独自の「この商品」・「このサービス」 を提供するために、思い切ってフォーカスし、迷ったメニューやサービスは切り捨ててはいかがでしょうか。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
Bistro Mateに関するお問い合わせはこちら

お電話でのお問い合わせ 0120-346-401 受付時間 9時~17時(土・日・祝日は除く)