ページの本文へ

Hitachi

BistroMate飲食業向けASPサービス

清水均のフードビジネス短信

第6回 不況を乗り越える社内販促

今年のゴールデンウイークは、高速道路の「上限1,000円」の大幅割引で、連休期間中の渋滞発生回数が前年の2倍になり、主要区間の交通量は平均で3割増しとなりました。期間中懸念された郊外店の売上高の落ち込みはなく、昨年並みに推移。しかし、その後3週間の全国的な落ち込みは厳しく、不況下に於ける消費者のメリハリのあるお金の使い方が顕著となっています。

6月に入っても低迷は続いており、客数は戻りつつありますが、客単価が前年をかなり下回っています。顧客の自己防衛がさらに強化されているのです。創業40年を超える優良店の経営者でさえ、かつてない不況を実感しています。

このような状況下の中、対応策のアイデアの一つとして打ち出されているのが、社員やパート・アルバイトの自社各店の利用促進強化です。余程の高単価や特殊な業態でない限り、自社の従業員が休日に家族や仲間と自社の店を利用しないようでは問題です。外食として利用価値が無いことを示しているようなものです。

  • チームワーク・働く誇り・ロイヤリティーの高まりによって、不況を乗り越える

関西の年商60億円を超えるある企業では、創業39年を迎え、「創業感謝祭」として自店の利用促進を促すキャンペーンを行い、好評を博しました。毎月給与明細と同封している自社の食事割引券3枚にナンバーを付け、利用者には抽選で各種プレゼントが当たる仕掛けとしたのです。特賞は、グアム、シンガポール、韓国に行ける海外旅行プレゼントです。また、海外が苦手な当選者の場合も想定し、沖縄、北海道が選べるようにしました。特賞以外にも、各種商品が当たる仕組みを作り、会社ぐるみで盛り上げました。その結果、通常でも利用率の高い食事割引券が、倍以上の利用率となり、この厳しい時期の予算達成にも大いに貢献したのです。

企業内の異なった業態の店など、自店以外を利用する従業員も多く、休憩時間にも自社の商品やサービスが話題になる機会も増えました。パート・アルバイトを含め、その企業の一員として働く誇りとロイヤリティーが高まり、会社全体でこの不況を乗り超えようというチームワーク力も確実にアップしています。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
Bistro Mateに関するお問い合わせはこちら

お電話でのお問い合わせ 0120-346-401 受付時間 9時~17時(土・日・祝日は除く)

飲食業界お役立ち情報