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清水均のフードビジネス短信

第7回 心に響くマクドナルドの販売促進戦略-その1-(2回連載)

ゴールデンウイーク以降、7月に入っても外食利用の低迷は続いており、顧客の生活防衛意識はさらに強化されています。好調なのは、低価格路線をベースに、クォーターパウンダーや美味しいコーヒーなどのプレミアム商品を導入し、価格とバリュー(価値)の二極化に対応しているマクドナルドです。実際、泥沼状態から抜け出せないファミリーレストランと比較すると、子供連れのファミリー層から圧倒的な支持を得ています。

見事なのは、そのマーケティング戦略の一貫性であり、卓越した販売促進活動との連動です。この勢いは、不況を追い風にマーケットシェアを拡大し、他の同業態へ脅威を与えています。これらのことは周知の方も多いでしょうが、注目すべき点は、マインドシェア(心の占有率)を確実に上げていることです。マインドシェアとは、心に占める割合であり、それが高ければ、ファーストチョイス(一番先に選ばれる)につながります。さらに、ブランドイメージを高め、来店頻度をアップさせるのです。

マクドナルドが謳っている『Mom with Kids』(ママとキッズのハッピータイム)は、文字通り、母子連れの日常的な利用を促進するもので、営業日数で最も多い平日の売上高確保につながっています。追い打ちをかけるように、この夏、期間限定でフィレオフィッシュが100円で発売されます。価格だけでなく、夏の最盛期に向け「マックでDS」キャンペーンを行い、子供の心も捕えています。

販売促進の基礎となっているのは、原材料段階からの安心・安全性の確保やアレルギーへの配慮です。そして、可能な限り美味しい状態で商品提供を目指した、店舗段階での調理加工システムの見直しによる品質管理の徹底です。

この、商品に対する美味しさの品質管理なくして、いくら予算をかけても、販売促進の成功はあり得ません。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
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