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清水均のフードビジネス短信

第8回 ロイヤルホストのリベンジ

低迷を続けていたファミリーレストランに、動きが出始めています。既に死語となりかけている「ファミリーレストラン」ですが、御三家の一つ『ロイヤルホスト』は、本物の「レストラン」へと脱却を図るため、過渡期に入ったように感じます。

周知の通り、ロイヤルホストでも他のナショナルチェーン同様、プライスレンジを低価格帯にシフトし、客数増加を目指しています。しかし、同業態他社と大きく異なるのは、長く続いた商品政策への迷いが無くなり、明確な意志を持ち始めている点です。メインとなる肉類を筆頭に、品質レベルを向上しつつ、ロイヤルホストとしてのあるべき商品開発に目覚め、リベンジが始まっているのです。特に全店で好調の88円の国産キャベツサラダ(はちはちサラダ)を有効に使用したおすすめサマーセット450円(はちはちサラダ+ミニスープ又はミニデザート+ソフトドリンク)、はちはちサラダ&ドリンクセット350円は、総使用額での値打ち感を与え、今までの割高感を緩和する役割を果たしています。しかも、このサラダはさすがロイヤルホストと評価できる商品管理がなされています。サラダの基本の3C『コールド(冷たく)・クリスプ(シャキッと)・クリーン(新鮮)』で提供され、単なるキャベツサラダの域を超えているのです。特製ドレッシングとの相性もよく、ボリューム的にも納得できます。スイートポテトのハーフサイズ・はちはちスイーツも好評です。

定番フェアーの夏カレーも、お勧めのスパイシーグリル類と相乗効果を発揮し、バリューを感じさせます。店頭では、『氷』ののれんがたなびいており、その「かき氷」も、本物の「かき氷」なのです。それは、製氷機の氷を砕いたフラッペではありません。特殊な冷凍状態で品質管理された「かき氷」は、シュワッと口溶けもよく、ロイヤルホストらしさが値打ち感と融合し、戻って来ています。

残念ながら、他のファミリーレストランが推進している低価格路線は、商品の品質レベル面に妥協が見受けられます。さらに、商品構成面でも、選ぶ楽しさに欠けていると感じるのは、私だけでしょうか。ファミリーレストランに業態としての逆風が吹く中、半年後のロイヤルホストの実績が楽しみになってきました。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
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