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清水均のフードビジネス短信

第14回 緊急提言!!食の「エデュテイメント」を構築せよ-その1-(5回連載)

日本の外食産業黎明期にあたる1970年代から、業界を牽引してきたファミリーレストランの御三家の一つである「すかいらーく」の名が、惜しまれながら消え去った。確かに、少子化の中でファミリーの絶対数は減少しており、外食不振業態の代名詞となっているのが、ファミリーレストランである。

しかし、創業30年を経ても、相変わらずファミリーで賑わう繁盛店やローカルチェーンは存在する。新潟には、本格中華と洋食が一緒に味わえる「三宝」グループ。静岡には、げんこつハンバーグで著名な「さわやか」。神奈川には、以前に紹介(2009年度第1回『問われる「外食の真価」(2回連載)』参照)した「ピザレストラン・ヒッコリー」。アクロバットなピザ投げのパフォーマンスが楽しめる。愛知には、創業20年の「ピッツェリア・マリノ」。ここは、大きなパルメジャーノのチーズを使用し、ワゴンサービスで提供するスパゲティや、選べる手作りデザートが人気だ。

これらの企業に共通しているのは、外食慣れしたファミリーの進化し続ける外食ニーズに、いち早く対応してきたことである。しかし、それだけではない。そのニーズの変化を新しいビジネスチャンスとしてとらえ、成長に結び付けているのだ。特筆すべきは、商品力と共に食事を楽しませるサービス力を磨き上げている点である。

その楽しさの本質にあるのが、今回紹介する『エデュテイメント』である。エデュテイメントとは、「エデュケーション=教育」と「エンターテイメント=娯楽」との造語であり、楽しみながら知的に学べることを意味する。

外食は美味しくて当たり前の時代であり、美味しくない店は淘汰されている。この9月以降の外食市場動向は、業種・業態に関わらず、さらに厳しさが増し、緊急事態となっている。固定客の来店頻度が落ち、新規客は一向に増える気配はない。しかし、この厳しさの中で、商品力をベースに『エデュテイメント』がある店は、その輝きを失っていないのだ。

そこで、この時代に勝ち残る決め手となる、食の『エデュテイメント』に関し、ファミリーレストランから専門店まで、具体例を紹介しながら、今回含め5回シリーズで緊急提言する。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
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