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清水均のフードビジネス短信

第14回 緊急提言!!食の「エデュテイメント」を構築せよ-その2-(5回連載)

イタリア気分で美味しく楽しく「ピッツェリア・マリノ」

株式会社マリノの経営理念は、「恋・愛・気・分」である。

  • 「恋」 自分の気持ちを精一杯伝えよう!
  • 「愛」 相手の気持ちを一生懸命分かろう!
  • 「気」 元気で楽しく真剣に!
  • 「分」 幸せを分け合おう!

つまり、『相手が喜んでくれることをワクワクしながら考え、ドキドキしながら伝えること』である。

株式会社マリノが経営するイタリアンレストラン「ピッツェリア・マリノ」(以下、マリノ)は、本当に楽しい。高校生のアルバイトでもこの理念は理解されやすく、働く従業員の自然な笑顔は日本でも有数である。そのマリノの美味しさを支えているのが、自家製ドゥ(生地)をイタリア製の石窯で焼いたピッツァと、数年前に導入した途端、ダントツの人気商品となったパルメナーラ(パスタ)である。パルメナーラは、本物のイタリア・パルマ産のパルミジャーノ・レッジャーノチーズを縦に半分に切り、半月状にしてワゴンに乗せ、お客様の目の前で調理して提供される。チーズの中心部を削り、茹で上げの生スパゲティに絡める。次に土鍋に入ったクリームソースにそのスパゲティを移し、生卵の黄身を入れ、程よくカルボナーラ風に仕上げ、お客様のテーブルへ。最後にお好みに合わせて、大きなペッパーミルでガリガリと黒胡椒をかけ、仕上げるのだ。マリノ独自のこのサービスは、製法特許出願中である。

参考資料:パルメナーラを調理する様子

チーズを絡めた生スパゲティをクリームソースに絡める写真
チーズを絡めた生スパゲティをクリームソースに絡める写真

子供も大人も、ワゴンサービスを見ながら担当者のトークを聞き、ワクワクしながら楽しんでいる。初めて見た子供達は、本物のパルメザンチーズの大きさと味に、イタリアの食文化を体験する。バースデーソングもイタリア語。布製キャンドルのたくさんついたバースデーケーキのような帽子をかぶったスタッフ達が、テーブルの周りを囲み、楽しい歌と打楽器で盛り上げてくれる。バースデープレゼントは、フォンダン・ショコラの盛り合わせ。プレートには、チョコレートで名前やお祝いの言葉が書かれている。大人でも喜んでしまう。

参考資料:マリノ緑店の様子

マリノ緑店概観
マリノ緑店概観

マリノ緑店店内:お客様が楽しく食事をしている写真
マリノ緑店店内:お客様が楽しく食事をしている写真

正に、食の『エデュテイメント』である。ここに大切なポイントがある。『エデュテイメント』の対象はお客様だけではない。お客様に喜んでいただくことを通して、スタッフもドキドキし、心から楽しみながらホスピタリティを日々体験学習しているのだ。

ここに『やらせ』ではない、自主性に富んだ本物のホスピタリティ2009年度 第12回『ホスピタリティとフードサービス業』参照)がある。笑顔の秘密はここにあるのだ。高級店で交わされるイタリア語やフランス語のオーダー通しには違和感があるが、マリノのイタリア語のバースデーソングは正にイタリア気分の明るさと楽しさが残るだけだ。ファミリーを対象に、お客様と従業員のワクワクとドキドキを自然体で目指しているところに、マリノの真価がある。

(株式会社マリノ) 代表取締役社長:水野 弘規氏 事業本部:名古屋市名東区
掲載されている本文・画像は、株式会社マリノの許可を得て掲載しています。
  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
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