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清水均のフードビジネス短信

第11回 2011年・外食成功のキーワードは『捨てる』(4回連載) その1

リーマン・ショック以降、企業は業種や規模に関わらず、「削る・止(や)める・変える」ことに取り組んできました。多くの外食企業も経費を削減し、出店を止め、内部体質を変革して今に至っています。個人の生活も、経済動向や将来に対する不安から、企業と同様に、「削る・止める・変える」中で、『巣ごもり消費』や『家飲み』といった新しいライフスタイルが根付きはじめています。米国でもこの傾向は顕著に見られ、家にこもる消費者を繭(まゆ=コクーン)に例え、「コクーニング(cocooning)」と呼ぶ現象が続いています。

この結果、デパートを筆頭に小売業の売上高は激減を続け、その一方で、ネット販売大手各社は好調に売上高を増大させています。外食業界では、宅配ビジネスへの参入が続いています。マクドナルドは、韓国・台湾・シンガポールで培ったノウハウを生かし、昨年末に東京(世田谷)・用賀インター店で宅配のテストマーケティングを開始。半年かけて都内10店舗へ実験導入後、その成果によっては全国展開も視野に入れています。

このようなライフスタイルが常態化した生活者に対し、外食への利用動機を今後どのように創出させるのか。「削る・止(や)める・変える」の次に成すべきキーワードは、「捨てる」と考えます。増えすぎてしまったメニュー、不要なサービス、多様化し明快さを欠いた価格構成などを、整理(無駄なもの、不要なものを処分すること)・整頓(きちんとかたづけ、整えること)するのです。「捨てる」ことで、自社(店)の業態としての明確な『コンセプト』を再構築する必要があるからです。

次回以降は、「コンセプトとは何か?」や「実例を交えた解説」をお届けします。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
記載されている内容は、掲載日(2011年01月11日)時点のものです。
コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
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