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清水均のフードビジネス短信

第11回 2011年・外食成功のキーワードは『捨てる』(4回連載) その2

コンセプト(concept)とは、概念や着想のことです*。企画や広告などで、全体を貫く統一的な視点や考え方(広辞苑より引用)となっています。もう少しマーケティング的な言い方をすれば、「商品やサービスと消費者との新しいユニークなよい関係を表した着想や考え方」ということができるでしょう。新商品や新サービスは、新しいコンセプトが付加されないと売れません。

業態コンセプトもこう考えると分かりやすくなります。

  • いつ
  • 誰が(誰と誰が)
  • どんな生活のシーン(場面)で
  • どんな目的で
  • いくら位の予算で
  • どのような頻度(毎日・週1・月1・月2・・・一生に数回など)で

利用するのかとなります。

自社(店)の業態の『あるべきコンセプト』を再構築するため、余分なメニュー、過剰なサービス、多様化した価格などを捨てるのです。最終的には、厨房設備や内装コストなどのイニシャルコストが見直され、プライム(FL)コストを主体にランニングコストも適正化されます。『あるべきコンセプト』に沿った、新しい業態フォーマットが導き出されるでしょう。

また、家にこもりがちな生活者を外食に誘うには、これらのコンセプトに外食でしかできないことを付加し、徹底しなければなりません。その方向は2つあります。一つは、安心・安全をベースに、価格訴求(安さ)と便宜性を売り物とする「実用食」に徹する方向です。もう一方は、食を通したエンターテイメント性やゴージャスな要素を加味した「知覚価値の食」に向かう方向です。それを生活者の納得する適正価格で提供するのです。どちらの方向も現状の業態フォーマットから「捨てる」ことで、実現可能となります。次回はこれらの先駆けともいえる業態を米国の例なども交え解説します。

次回以降は、「実例を交えた解説」をお届けします。

上記コンセプトは清水均著「フードサービス攻めのメニュー戦略」商業界より引用
  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
記載されている内容は、掲載日(2011年01月24日)時点のものです。
コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
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