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清水均のフードビジネス短信

第8回 不振を打破する「基幹商品の絞り込みと品質管理徹底」-その2-

地域シェアNO.1 げんこつハンバーグ・炭焼きレストラン「さわやか」静岡

外食の利用回数を制限し、『家で食べ・家で飲む』家族団らんの食事が見直されて久しい。東日本大震災以降、消費者の生活防衛意識はさらに高まっている。年金問題やセシウム汚染の危機は、年代層を超えて先行き不安をつのらせ、節約と安全重視のライフスタイルはより顕著となっている。

特に焼肉やステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどの牛肉関連業態は、全国的に3割近い落ち込みから抜け出せない状況にある。そのような状況下にあっても、『牛肉100%のげんこつハンバーグ』を基幹商品とし、地域密着経営で前年対比売上高をクリアし続けているのが、炭焼きレストラン「さわやか」だ。

牛肉100%のげんこつハンバーグ(1)(写真提供:株式会社さわやか)
牛肉100%のげんこつハンバーグ(1)

現在、静岡県内に28店舗・年商40億円を優に超える。1976年の会社設立以来、富田重之社長が提唱する「創業の精神・さわやかイズム(生きる力)」の基本理念は現在に至るまで一切ぶれは無く、時代を超え進化している。
参照:http://www.genkotsu-hb.com/company/message.html

その基本理念を結晶させた商品が『牛肉100%のげんこつハンバーグ』である。「炭焼きレストランさわやか」は、「自然の恵み=素材」を最大限に活かした、健康レストランをコンセプトにトータルコーディネイトされている。

※天井の高い、木づくりの、明るく清潔な店舗「ふるさとの店舗」。「まつり」の夜店を思わせるテント張りのオープンキッチンからジュ・ジュウ……と、つくりたてのリズムと香ばしいにおいにのって運ばれてきます。ワクワクするリズムと香りは、「だんらんサウンド」です。(中略)誰もがワクワクする楽しさを「五感」で味わい、いやされる「時間と空間」です。明日に向かって「元気の出るだんらんの場」が広がります!!(※社内パート用研修資料より引用)。

牛肉100%のげんこつハンバーグ(2)(写真提供:株式会社さわやか)
牛肉100%のげんこつハンバーグ(2)

牛肉100%のげんこつハンバーグ(3)(写真提供:株式会社さわやか)
牛肉100%のげんこつハンバーグ(3)

日本一の「地域一番店」づくりを標榜し、菊川市に創業。現在、人口82万人の浜松市には11店舗のドミナントが形成されているが、正に日本一の地域一番店である。その証拠に、外食に従事する他社の経営者や従業員の多くが「さわやかファン」として、月に数回以上利用している。

地域一番店のバロメーターは、店数や売上高といった『販売シェア』ではない。各店がどれだけ地域住民の『マインドシェア=心の占有率』を確保できるかである。その結果、『ファーストチョイス=多くの中から一番先に選ばれること』が成立するのだ。

次回は、「炭焼きレストランさわやか」の基幹商品づくりをケーススタディとし、基幹商品の徹底した品質管理がもたらす、生産性と経営効率面も紹介する。

  • フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均
記載されている内容は、掲載日(2011年10月24日)時点のものです。
コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
掲載されている内容は、さわやか株式会社の許可を得て掲載しています。
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