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神谷豊明のワインコラム

第25回 ワインカクテル

ワインは、そのまま飲んでも様々な味わいを楽しめるお酒ですが、他の種類のお酒やジュースなどで割ったり、混ぜたりすると、また違った味わいを楽しめます。

シチュエーションによって使い分けるワインカクテル

シャンパンカクテルの写真

例えば、演出効果のあるワインカクテルの1つに「シャンパン・カクテル」があります。これはシャンパンに、角砂糖とアロマチックビターズ、レモンピールの入ったカクテルです。角砂糖が綺麗な泡を出しながら溶けていき、ロマンチックな雰囲気が欲しい時に効果的です。

また、お客様がご注文した赤ワインが渋くて口に合わず、飲みが進まないようであれば、ジンジャーエールで割って甘味をつけ、渋味を和らげることができます。このカクテルは「キティー」と呼びます。

アルコールがあまり得意でない方にお勧めできる軽いお酒として、「スプリッツアー」はいかがでしょう。このカクテルは、白ワインをソーダで割ったもので、アルコール度数も下がり爽やかな飲み口になります。

ピーチレディの写真

この他に、大人の味わいを持つ「セレブレーション」(スパークリングワイン、クレームドフランボワーズ、コニャック、レモンジュース)や、とても可愛いピンクのカクテル「ピーチレディー」(白ワイン、ピーチツリー、ストロベリーシロップ、ミルク)など、色合いを変えたり香りを付けたりすることによって、楽しみが広がります。

最近、飲食店の現場では若い層のお酒離れを感じることがあります。また食に関しての興味も薄くなっているのではないでしょうか。このような時、私達ソムリエは「味」の楽しみ方を「食材」や「飲料」を通して多くの方に伝えなければならないと思っています。

時には形を変えたサービスの提供や、お客様一人ひとりへの提案ができる店やスタッフサービスが面白い時代になっていると感じています。

「人の心は人が動かす。ソムリエの適切な選択で、お客様は至上の喜びを得る」とワインジャーナリストのリスチャン・R・サン=ロッシュが語ったことを思い出しました。

シニアソムリエ 神谷 豊明

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