4月から新年度が始まり、5月にかけてパート・アルバイト(P/A)の入れ替わりが多くあります。あなたのお店ではP/Aを何と呼んでいますか。今後、P/Aに対する概念は「正社員と同じ仕事をしているが実働時間が短い従業員を指す」言葉として定着させる必要があります。実際、時間当りの支給額を20歳代の正社員と比較すると、ほぼ同じか場合によってはP/Aの方が高いこともあります。従って、自店における「パート・アルバイト」という呼称をまず変えることです。
「パートやアルバイト」という呼称には、雇用する側とされる側の双方に甘えが潜んでいるからです。『アルバイトに、そこまで求めるのは無理だ』『私は責任を持ちたくないからパートをしています』といった仕事に取り組む姿勢に関する意識です。店側もP/A側も意識改革が必要です。その基本が呼称の変更です。
具体的には「パートナー(働く仲間やお客様の相談役といったニュアンスがあります)」「クルー(船や飛行機で同じ目的地に向かい、各自が大切な役割分担を果たす乗組員。運命共同体の1人としての責任と自覚を促せます)」「スタッフ(物事を作り上げる際の大切な役割を担う一員としての重みがあります)」といった言葉がよいでしょう。採用時やオリエンテーションで自店においてこれらの呼称をなぜ用いているのか、その理由を説明し自覚を促し、初めから意識を変えてもらうことをお勧めします。
フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均