現場に活力を産み出すホスピタリティコーチングのすすめ(シリーズ2):コーチングの3つの哲学
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清水均のフードビジネス短信(2006年度)
第2回(その2)

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  • 現場に活力を産み出すホスピタリティコーチングのすすめ-その2-

 
  • コーチングの3つの哲学

 それでは先ず、コーチングの哲学を解説し、つづいて「ホスピタリティコーチング」について触れてみましょう。
  1.人はそれぞれに計り知れない(自分でも気づかない)可能性を秘めている
  2.その人が必要とする答え(最終的には人生の目的・使命など)は、すべてその人自身が持っている
  3.その答えを見つけるためにはパートナー(コーチ)が必要である
 少しオーバーに感じるかもしれませんが、1があるからこそコーチングが成り立つのです。本人の「気づき」を促すことで、さまざまな潜在的な能力や可能性が開発されるのです。また「2」では、何のために仕事をするのか、なぜこの仕事をしているのかといった根本的な問題から、最終的には自己実現や一回しかない生涯の目的や使命までも気づくことができるのです。その結果、自主性が芽生え積極的に自分を活かしながら、さまざまな夢の実現もできるのです。
 人は誰でも自分が考えたことや思ったこと、自分の意思で言い出したことや決めたことが行動の原動力としては最も有効です。それらをパートナーとして促進し、常に失敗を恐れずプラス発想に導くのがコーチの役割です。ですから、コーチがいた方がそれらを効率的に着実に見つけることが可能となるのです。ここで最も大切なのがコーチ(上司)に対する対象者(部下)の信頼感です。
このような哲学を元にホスピタリティに結びつけたものが「ホスピタリティコーチング」です。

●「ホスピタリティコーチング」とは
1.
従業員各自のホスピタリティを引き出し、最終的に顧客感動・感激(=従業員の働くことを通しての感動・感激)に結びつくようなホスピタリティサービスを生み出す、コーチングを活用した個人(上司)と組織(企業)のスキルである。
2.
また、その過程を通しポジティブな環境の中で上司(コーチ)と部下が自主的な「気づき」と「振り返り」により自立・自律型の人材育成が図られる。
※自立・自律型とは『自分で考え、自分で行動することができる』人材のこと
3.
その結果、「学習する組織」とその企業文化が醸成され、環境や時流の変化に関わらず業績を向上させることが可能となる。また、各個人の自己実現による使命(ミッション)を見出すことも可能となり、個人の働く目的と企業の目的との調和が図られる。
-次号へ続く-

フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均

 
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