他店視察を自店に生かす(シリーズ3):店舗視察チェックリストの作り方と活用法
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清水均のフードビジネス短信(2006年度)
第20回

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  • 他店視察を自店に生かす −その3−(4回連載)

 
  • 店舗視察チェックリストの作り方と活用法

  (前回の続き)
  店舗視察チェックリストは、次のような流れに沿って構成された方が分かりやすいでしょう。
    (1) 店舗外観(アプローチからチェックする)
    (2) 接客サービス(利用客の立場でご案内から順にサービスを受けてみて)
    (3) 商品オーダー
    (4) 試食

  また、次のような細部にわたるチェックも行うべきです。
    (5) メニュー政策
    (6) クレンリネス(清潔さ)・環境整備
    (7) 責任者の統率力やチームワーク
    (8) 販売促進

  このような形式であれば若手幹部でもチェックがしやすく、視点や評価基準が若干異なってもポイントを押さえているため抜けが無くなるからです。

  評価は点数法ではなく、全て各評価者の自己判断で○か×(良いか悪いか)で行い、△(普通やまあまあ)といった評価は敢えて行わないようにすべきです。また、必ずその評価の理由を簡単に記入させるようにします。それは○か×のどちらかに判定させることで、チェック項目の一つ一つをより厳しく見ることができ、その判定理由も明確となるからです。評価者のレベルも自ず露呈してしまいます。

  実施に当っては原則として数人で同じ店を同時に利用し、商品も一つのテーブルで多品種オーダーして各自がそれぞれの評価で判定します。自店に持ち帰りグループで各自の評価と判定基準を話し合い、最終的に学ぶべき美点・欠点、強み・弱みなどをまとめます

  グループ学習では、参加者の様々な視点や判定理由を知ることができます。自ずと視野や視点、観察力が相互に補完されることで、参加者各自の相互学習となるのです。また、回を重ねるごとに問題点の本質的な理由や要因分析ができるようになります。グループ学習では最終的に自店に生かせることのまとめを行い、導入計画も合わせて発表するようにします。基礎的なことであってもこれらを各店に持ち帰り、幹部主導で計画的に実行に移し、週間報告させると効果が上がります。

  (次回に続く)

フードビジネスコンサルタント(亜細亜大学講師) 清水 均

 
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