−皆さんは、ソムリエの仕事をどんなイメージで持たれていますか?
ソムリエと言えば、ワインをお勧めしたり、ワインを評価したり、ワインをお注ぎしたり、このような業務内容だとイメージされる事と思います。当然そのような業務もありますが、最も重要な仕事内容はまったく異なっていることを、まずご説明いたします。
私達ソムリエは、「お客様の生の要求を理解し手際良く行動する」という事が仕事の中心になります。
「なぜこのお客様はココに、このテーブルに、私のレストランにいらっしゃるのだろう」
「お客様が満足するためにここまで探し求めてこられた喜びとは何であろう」
といったことをお客様が口を開く前に考える必要があります。
ソムリエはお客様の「心」を理解する仕事も持っているわけであり、その究極の目的は、お客様に喜んでもらい、安心してもらい、また満足と幸福を味わってもらう事であります。
では、どのようにお客様の「心」を理解するのかは、このコラムを通して長いソムリエの歴史・鍛えられた目・お酒の基礎知識を知って頂き、読者の方にもそれを理解し、意識することによってソムリエの気質を養い、身に着けて頂き、他分野で活用して頂けたらと思います。
レストランでは、見習いのソムリエのことをフランス語で、「コミ・ソムリエ」と呼んでいます。ソムリエ達はこの時期に基本の考え方やワインの知識・人間性を学んでいきます。
この時期がソムリエにとって1番大事な時であり、今後のソムリエとしての出来はこの時にどれだけ努力したかで決まります。
「スタートラインに立つまでの準備で、そのレースは決まる!」
大学の先輩 高橋尚子さんも、そう言われていました。
今まで、私のレストランでも何人かのソムリエを生んできましたが、努力した順で合格を勝ち取っています。このコラムでは、みなさんも一緒になって「〜のソムリエ」を目指して考えていきましょう!
Bonjour, je suis Toyoaki Kamiya, le sommelier de "BistroMate"
(こんにちは、私は神谷豊明です。“ビストロメイト”のソムリエです。)
Merci pour votre consideration!」
(どうぞ、よろしくお願いいたします!)
-次号へ続く-
シニアソムリエ 神谷 豊明