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神谷豊明のワインコラム 第6回

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  • ΑとΒのワイン、どちらが年代物?

 

今回は、ソムリエのテイスティング技術の基本の一部を紹介しようと思います。

【問題】
次の写真ΑとΒの赤ワインは、1つは2004年収穫のワイン、もう1つは1990年収穫のワインです。
どちらが古い(1990年収穫の)ワインですか?

ワインの「エッジ」(ワインの液面の縁)の色をよく見てください。色合いが違うと思います。
Αのワインは紫色がかっています。
Βのワインはオレンジ色がかっていると思います。

ワインは外観から収穫された年、葡萄品種、生産された地域の気候・場所などが分かります。私達ソムリエは飲む前にワインの外観から50%〜60%ぐらいそのワインの特徴を把握します。 次のステップとして香りを嗅いだり、飲んで味わいを確かめたりして、そのワインの内容を100%理解します。

テイスティングはワインの色を見ることから始まり、その後に入手する情報の内容整理や情報同士のバランスをもとにそのワインの特徴を知り、サービス方法を選択していきます。

では、解説をしていきます。
ワインの原料は皆さんもご存知のとおり葡萄です。
ワインはその葡萄から取れたジュースから醗酵してお酒になったものです。

さて葡萄ジュースは何色をしていますか?

「濃い紫色」をしていると思います。「エッジ」の色は鮮やかな紫色をしています。

ワインは熟成と共に酸化します。酸化することによって味わいがまろやかになっていくのです。
リンゴを切った時、時間が経つと茶色になったことはないですか?
これが酸化です。ワインも熟成とともに色合いが、茶色みがかってきます。

下記の図のようにワインの「エッジ」の色は熟成と共に変わっていきます。

この色合いの変化は赤ワインの場合です。白ワインの色合いの変化は違います。

「まだお前は青いなあ・・」
私がよく言われる言葉です。
Βのワインのように飲み頃ワインなれるのはいつなのか・・・

【答え】
「古いワイン(1990年)はΒです」


-次号へ続く-

 
シニアソムリエ 神谷 豊明
 
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