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神谷豊明のワインコラム 第7回

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  • “簡単”スパークリングワイン3分講座

 

  梅雨が明ければ、町を歩く人達の装いも涼しげになってきます。
そのような季節には、よく冷えたスパークリングワインをお薦めしてはどうでしょうか?
今回はスパークリングワインについてお話したいと思います。


  まず呼名について説明いたします。スパークリングワイン(英語)は各国によって呼名が変わります。フランス語ではヴァン・ムスーといいます。「ヴァン」は「ワイン」を意味し、「ムスー」は「泡」を意味します。よくデザートで「ムース」と聞いた事があるでしょう。ドイツではゼクト、イタリアではスプマンテ、スペインではカバ と呼ばれています。
  では、シャンパンは?とお思いになるかもしれません。シャンパンとはフランス シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインの呼名です。

  スパークリングワインの面白い点に、ヴィンテージの記載が無いということがあります。
  スパークリングワインは他のワインとは製造方法が異なります。一般のワインは単一年に収穫されたブドウのジュースから作られます。しかしスパークリングワインは、一般の製法で作られたワインをストックしておき、複数年のワインを混ぜて基礎となるワインを作ります。その後、基礎ワインに少しの糖と酵母を入れ瓶詰めします。そして瓶内で醗酵をします。これを瓶内二次醗酵といいます。
  そうしますと、下記の図のように醗酵して二酸化炭素とエチルアルコールが生まれ、泡のあるワインが出来ます。
醸造発酵式

  発生した二酸化炭素が、瓶内に閉じ込められスパークリングワイン独特の「泡」が出来ます。
  例外にドンペリニョン(通称ドンペリ)など、ブドウの出来が良い年だけ作られるシャンパンには収穫年が記載されます。よってヴィンテージ入りのシャンパンは高価なものが多いのです。

  スパークリングワインのテイスティングのポイントは
    1 泡の強さを見る
    2 甘さの度合いをチェックする
    3 コク(味わいの濃さ)を確かめる
  以上の3点が重要です。

  泡の強さは、口に入った瞬間のインパクト、また口に中に含み留めた時の広がりの強さで把握できます。
  甘さの度合いは、甘いものが良ければイタリアの「アスティースプマンテ」がお薦めです。マスカットのような香りが広がり若い女性に人気のあるワインです。
  コクの確かめ方は、飲み終わった時にワインの香りが口の中に長く続いたり、味わいの印象が深いものがコクのあるタイプです。一般に価格が高いものほどコクは出てきます。逆に安いものほど爽やかですがすがしいものが多いです。

  また面白い飲み方としては、甘口のスパークリングワインの中にフルーツを入れて飲んだり、アイスクリーム(特にバニラ)と辛口のスパークリングワインを合わせますとバニラの甘い香りがワインの泡と共に口に広がり上品な食後を演出します。
  売れ残ったスパークリングワインを使ってシャーベットやゼリーを作り前菜に飾りますと、お洒落な一皿に変わり、さらにスパークリングワインのセールスの役に立つ事と思います。

-次号へ続く-

 
シニアソムリエ 神谷 豊明
 
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